北鍛冶町にある栖原家は、「醤油醸造元 栖原秋松」の板看板が黒漆喰の壁に似合う元醤油醸造所です。
昭和時代の終わりに廃業して今は住宅として使用しています。とても保存状態がよく、大事に住んでおられるようです。
入口横の半格子は現在でも着脱できる状態にあるそうです。
醤油船:モロミを絞り、醤油をつくる時に使用したものだそうです。
水五訓:壁面に黒田如水の「水五訓」を掲げておられます。黒田如水は戦国時代、秀吉の軍師として知られた通称、黒田官兵衛の出家後の名前です。その名の通り「水の如く」生きた黒田如水の人生訓です。
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり
一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり
一、障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり
一、自ら潔らかにして他の汚濁を洗い清濁併せ容るる量あるは水なり
一、洋々として大海を充し発しては霧となり雨雪と変じ霰(あられ)と化す凍っては玲瓏(れいろう)たる鏡となり而(しか)もその性を失わざるは水なり